Lovers Concerto  後編

こちらはボーイズラブ小説の二次創作となります。
関心ない方、お子様は閲覧なさらぬようお願い申し上げます。

「Lovers Concerto  後編」 
※前記事の前編と連投しておりますのでご注意ください。

前編の注意書きをお読みになった、18歳以上の大人の女性の方のみどうぞ。


ではこちらから
     ↓



◇ ◇ ◇



賀門の長い指が全身をくまなく這い回り。
耳に熱い息を吹きかけられ、元通りに小さくなった尻の膨らみを手のひらで掴まれ、回すように捏ねられる。


「ちょい久しぶりだよな、緊張してる?もっとリラックスして目ぇ瞑ってろ…なんかして欲しい事があったら遠慮しねぇで言ってくれ」


抱かれた肩の辺りから、濡れたリップ音がチュ、チュ、と何度も聞こえて恥ずかしい。


「したいこと…そんなの、考えてなかった」

「そりゃ酷でぇな、まさか俺のココ、忘れちまったワケじゃねぇだろ?」

手を引かれ、早くも兆しつつある賀門の欲望を握らされ、ビクッと震える。

「このところずっと、抱き合う時もチビ達の様子が気になって早く終わらせようとしたり、上の空だったりで…だから今夜は、全てを忘れて俺だけを見て抱かれてくれ…お前のして欲しいコト、全部してやりたい…どうだ?」

そう、賀門が甘く囁く。

ユラユラと大きな胸の上で揺すられて、答えを促されるのは、くすぐったくて一番幸せな瞬間だ。


「んと、じゃあ…士朗ので、たくさん…感じさせて…ん…もう、したくてたまんなくなっちゃってる…早く、欲しいよ… 」


上体を起こした大きな膝の上に乗せられ、とろんとした瞳で見上げると、堪らない、とでも言うように男の顔が切なく歪む。

「あぁあぁ、何だよその小悪魔みてぇな言い方…いや天使か…すげぇ色っぽい、エロい顔してる、その顔だけでもうビンビンに勃っちまいそうだ」

焦らすように鼻先を指でくすぐるられ、そっと唇が重なる。

賀門がブワリ、と浴衣を脱ぎ捨て、迅人のはだけていた襟の袷に両手を掛けて一気に肩から剥ぎ取った。

生まれたままの姿。

こうして裸で抱き合うことすら随分と久しぶりのような気がする。

迅人が逞しい胸に顔を近づけ、大きく喘ぐように思い切り好きな男の匂いを嗅いだ。

大きな手が白い胸を掃くように撫で、両の乳首を二本の指でキュゥっと上に摘みあげる。

「んっ…ぁ、ひゃ…ん、…ああっ…」

「まだ、母乳をやっていた名残で前より感じやすいのかもな…真っ赤でプニプニしてて、早く吸い付きてぇよ」

賀門の言葉に煽られ、弱い突起を摘ままれると、ビクっと震えてしまう。

「傷が治るまではおっかなびっくりで、撫でるくらいがせいぜいだったが、もうだいぶ塞がって来てる、今ならきっとココも大丈夫だ」

乳首を弄って快感を紡ぎつつ、クッ、と指の第一関節が襞の奥へと入ってくる。

覚悟はしていたものの、やはり戸惑うと言うのが正直な気持ちだ。

その場所に、ムズムズした妙な感覚が疼いてどんどんと膨らんで行くのも怖かった。

「いいぞ迅人、もう少し、奥まで…いいか?」

痛くなったら言え、と囁いて、また小さく出し入れを繰り返しつつジリジリと先まで進入される。

なんとも言えない恥ずかしさと、未知な快感への期待で、訳が分からなくなりそうだった。


「こ、怖い…士朗っ、…」


思わず腕に縋るようにして漏らした言葉に、賀門が宥めるように優しく口づけて応える。

「大丈夫、さっきから少しづつ濡れて来てる…これならきっとココでも気持ち良くなれるはずだ…ほら、こんな風に小さく指を出し入れするだけでも感じるだろ?」

気づけばクチュクチュ、と濡れた音が、浅い襞の内壁から響き始めていた。

(信じられない…こんなになるなんて…)

「きっともうすぐ、ココも完全に閉じて、すっかり元の身体に戻る…だからその前に俺は、今のお前を大事に、思い切り抱き締めたい…んんっ!」

いつのまにか、もう賀門の片方の手は後へと回され、いつもの繋がる場所を乱暴な手付きで慣らし始める。
ジェルに手を伸ばす間も惜しいのだろう、自分で指を咥えて濡らす、ピチャピチャという音にも煽られた。

(もしかして…士朗も、テンパってる?僕の、この身体に夢中になって、余裕無くこんなに求めてくれてるんだ…)

そう思うと、胸が熱く高鳴り、迅人の不安や疑念は一瞬で消えていた。



何も考えずお互いの今を、ありのままの姿を精一杯、愛おしむこと。


それが、セックスなんだよね。


「ああっ、しろ…っ、早く…後ろも、 …たくさん、もっと突いて…うわぁあっ…」

「んな誘い方、何処で覚えたっ、直でクルだろがっ、クソっ、もう我慢しねぇ」

「はぁっ、っ…ん…指も、中に入れてぇ…ひぁっ…ソコっ…」

「ココ、ここか?迅人、感じてるんなら言ってくれ!」

「あっ、あっ…イイ、…いいきもちい…イイっ…」

指が根本まで埋め込まれた場所から、ズクン、と律動が生まれるほどの快感が沸き上がる。

自然に身体を弾ませ始めた迅人を押さえ付け、いよいよ最後にお互いを繋げる行為へと移る為に、賀門が背中から力強く抱きかかえた。


グッ…うわ…ぁ…

腰の抽送に合わせた指の抜き差し。
同じリズムで動く2つの快感に、触れてもいない迅人の欲望までがフルフルと勃ちあがる。

腹に付くほどに怒張したソレは、嬉しさに蜜を零して揺れていた。

その様子をチラッと見た賀門が、恐ろしく恥ずかしいことをサラリと言ってのける。


「前も欲しいか?ならちょい激しめに扱いてやるから、お前は自分でその胸の可愛い赤いモンを指でコリコリ摘んでろ…」

「イヤ、っ…ああっ、そんなに一度にしたら死んじゃう…」

「バカ、最高に気持ちよくなってイクだけだ…感じすぎて失神するなよ!」

「…だいすきっ、しろ…士朗っ、」


(出ちゃう、ムズムズして…ああっ、また尻尾も、出ちゃうよっ!)


感じすぎるといつも知らないうちに出てしまう、ムクムクとした尻尾の先がクルン、と輪になって、いつの間にか賀門の胸と頬をくすぐっている。

茶色の尾っぽを愛しげに唇で鋏み、賀門がラストスパートを開始した。

「ああっ、ああんっ、あっ…あ…」

激しいストロークに翻弄され、右へ左へと突かれ揺らされながら、迅人は感じる度に小動物のようにギュ、ギュ、っと身を縮めた。

「はぁ、相変わらず俺の嫁さんは、小さな狼みてぇに可愛くて、最高にイイ締め付けだ…もう俺も、あんま保たねぇ…一緒に…イクぞっ、…っ」


うわっ、ああっ、あっ…あーーーーっ、…ハァ…ああ…

ビクン…ビクン……

ピュッ…トプっ…



もう、どこから聞こえるのかも解らない接合のあられもない水音、激しく肉のぶつかり合う音が響く。

やがてそれが激しい痙攣と、欲望の爆ぜる吐息へ変わり。


僕達の熱いコンチェルトは、静かに終わりを告げたのだった。



- - - - - -




「どうだ?迅人、良かったか?」


「もう、散々、喘がせておいて、いちいち聞かないでよ!屋敷の壁は薄いし、障子は振動して震えるし…こんなに激しくするならもうここには恥ずかしくて住めないからねっ!」

「フフっ、そりゃぁ悪かったな…ま、俺達が仲の良い番で、お父さん達も喜んでくれるだろうから心配するなって」


怒って膨れる迅人の頬をチョン、と突つき、賀門が大きな身体を揺すって笑う。


そして、その表情を納め、今度は真面目にこう切り出した。


「ここには住めない、ってワケじゃないけどな…チビ達が生まれる前に探してた俺達の家、覚えてるか?」

そういえば、士朗が1日家を空けて、親子で安心して住める山奥の家を探しに行っていて、留守の間に僕が追って来たゴスフォードの一族に襲われたんだっけ…

それは遠い昔のことのように、あの日の事件が迅人の胸に蘇った。

もう、襲われる心配もないのだから、山奥に移住する必要もないとは思うけど…

「あと少しすれば、チビ達も月の満ち欠けに影響されて狼化するようになるって水川さんから言われたのが気になって、仕事で出掛ける合間に、目星を付けた富士山麓の裾野あたりの田舎家をちょこちょこ当たっていたんだが…この前、これはって言うのが見つかってな」

賀門と二人の、いやチビ達と家族四人で田舎暮らし。
思っただけでも嬉しくて、つい顔が綻んでくる。

「広さも丁度良くて、すぐ裏には森、敷地内には小さな小川もあって、ちょっと古いが水車小屋も現役で残ってる、そんな出物が見つかったんだ」

「水車小屋?」

「ああ、粉を挽いたり、ついたりするアレだ、迅人が前にやりたがってたベーカリーやケーキ、和菓子の店を併設するにはうってつけだし、どっちにしても良い水と良い空気が必要だろ?チビ達だって狼化のコントロールが難しい幼児期も安心して外で走って遊ぶことができる」


まさか、そんなことまで…僕の将来のことまで考えて、この人は動いてくれている。
人狼として、母親としてだけじゃない、一人の男としての僕と、そして子供達と生きていくことを考えてくれているんだ。

そう思ったら、不意に涙が溢れて、言葉が何も出てこなくて…



「う…っ、…うううっ…ひっく…しろ…っ、士朗…、あ…あの…」

「フフ、焦らねぇでいいから、ゆっくり息をしてから言え、迅人」

「…そんなことまで考えてくれてるって思ってなかったから…嬉しくて、堪らなくて…うううっ」

「チビ達が大きくなって学業の問題が出て来たら、その時はまた考えりゃいいさ!俺の仕事、っつっても今は金を株で回してるくらいなもんだが、電話とネットさえ通じりゃ世界中どこでだって出来…うわああっ。」


思わずぴょん、と飛び上がるみたいにして、大きな胸の中へと迅人は飛び込んだ。

「ありがとう、本当に…嬉しくて死にそうっ!全部、全部夢が叶う!夢じゃなくなる!現実なんだ!」

「あと何年かはまだ何かとここに居た方が都合がいいから、ちょい先の話だが」

「うん、その間に、俺、勉強したい。勉強して通信でも何でもいいから大学に行くよ!お店をやるからには、経済のこと、経営学とかって知っておきたいし、それで神宮寺の家に対しても微力でも力になれることが将来あるかもしれないし…」

「そりゃイイな、峻王の代も、そしてチビ達の代になっても、神宮寺を、陰ながら支えてやりてぇってのは俺も同じだ…いくらヤクザ稼業から足を洗ったとは言え、出来ることは協力するぜ!なんてったって俺達は家族、だろ?」

頭脳明晰、器も大きく逞しい賀門が後から支えていてくれれば、父の月也も弟の峻王も、そのパートナーである侑希も、どんなに心強いだろう。

そして、何より自分も、それを心から望んでいる。


迅人は、先にある未来が、もうすぐ手の届く所まで来ているような気がして嬉しかった。


もうどんな困難でも、乗り越えて行けるはずだ。

目の前の愛する人が、そう微笑んでくれるのだから。




fin.
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by apacheoffice | 2011-10-31 21:15 | Lovers Concerto | Comments(5)
Commented by moon at 2011-11-04 10:45 x
おお!なるほど、そうか!と、感心しつつ、
エロを堪能させていただきました。

ゴスフォードでは 途中帰国を余儀なくされた生活が
日本で再度はじめられそうなんて…
しあわせいっぱいで 読了しました。

本当に いつも素敵な作品を ありがとうございます

先日(身の程知らずにも)リクエストさせていただいたお話や、ほかのお話など、神宮寺家に集う?面々のお話を もっともっと読みたいです~
ロンパース達が うごうご動いたり、片言をしゃべったりしたら…すっかり孫を見る気分で 涙ぐみたいですw
Commented by apacheoffice at 2011-11-05 02:20
moonさん
一番に反応して下さって、しかも身に余るお言葉の数々。
本当にありがとうございました。<超嬉しい~

まったくもう、自分ながら、ペーパーなどに続けて書く暴挙、よそで見たことありませんよもう!<爆

このようなものを、よくぞお読み下さいました!<勇者の証

リクエスト頂くと、喜んで舞い上がってホイホイ書きますので(時間はかかっちゃうんですが)どうぞまたご一緒に萌え語りしにいらしてくださいね。
Commented by apacheoffice at 2011-11-05 02:25
11/04 00:54拍手コメより頂戴した非公開さま。
キュン死!なんと嬉し恥ずかしな最高の褒め言葉!ありがとうございました。ちょっと駅前まで裸で踊りに行って来ま…←ヘ○タイだめ絶対

いえ、また精進してもっと何度も○ッて頂けるよう頑張ります。<意味違!

毎回限界まで拍手押して下さるお心使い嬉しいです。励みになりまくりです♪
Commented by くるみ at 2011-11-06 22:44 x
お久しぶりです!コメント最近してなかったので忘れられてるかもしれませんが…現在二次創作はオメルタにマジハマリしてpi○ivに18禁あげてたりしてます(-_-;)

話それましたが、
「蜜情」の二次が読めるなんて~しかも新米パパママのラブラブが~!パパもベビ達やママとの未来もしっかり考えてたり!成長したら物陰からコッソリと見に行きたいとか…(不審者として消される~!)

これから寒くなりますから体に気を付けてくださいね。
Commented by apacheoffice at 2011-11-07 00:34
くるみさん

お元気でいらっしゃいますね!<ピク支部でもご活躍なんてすごい~
拙作にコメントありがとうございました。

私も成長後の姿をこっそり柱の陰から明子のように…←不審者2

いえいえ、きっと岩本先生が書いて下さると信じておりますので、堂々と買って読める日を楽しみにしています。
もちろんその暁には、ご一緒に萌え語りし合いましょうね。

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