fleuret 後編

こちらはボーイズラブ小説の二次創作となります。
関心ない方、お子様は閲覧なさらぬようお願い申し上げます。


fleuret の後編。<前編はコチラ

ロッセリーニ家の息子シリーズ 守護者・継承者
マクシミリアン×ルカ 18禁

ではこちらから
     ↓



◇ ◇ ◇





「んんっ……あっ…マクシミリアン…っ、やめて…何するの…」


「ココは私達のベッド、しかも二人ともすでに生まれたままの姿で抱き合っているのですから、これから何をするのか言わなくてももう十分お分かりかと」

あっという間に下着まで剥がされ、半ば無理矢理に僕はベッドへ押し倒されている。
体重で抑え込まれた両足は、暴れてもどうにもならず、返ってマクシミリアンの熱い欲望を刺激するだけだった。

「壁一枚なのにっ!隣のリビングに一体何人寝てると思ってるの?…う、うわああっ」


「シッ!声が大きいですよ…誰かが起きたらどうなさるおつもりですか?さぁ、じっとしてと言ったでしょう、今更抵抗しても無駄です」


マクシミリアンの長い腕が僕を背中からグイ、と抱き締めて、手のひらが妖しく胸を撫で回す。
大胆な行為に驚いた僕は、慌てて彼の手を抑えにかかった。


「あっ、もうっ!いやっ、あ、待って…」

「フフ、お可愛いらしい声ですが、今夜は少々抑えて頂きます、お困りになるのは貴方様でしょう」

「んんっ、もう意地悪…っ、ん、んふぁ…っ」

声を抑える為の無理矢理な口づけにも関わらず、夢中になって、先に舌を絡ませたのは僕だった。

一週間ぶりの彼の匂いを胸一杯に吸い込んだ瞬間、完全に勃起した自分の欲望が浅ましくて恥ずかしい。


「自覚無し、が一番たちが悪い、なるほど先輩方に可愛がられて人気者でいらっしゃるのは解りました」

「そ、そんなこと…な…あっ、」

「素晴らしい…キスだけでこのようにガチガチなって、まさか先輩方もこんな風に貴方がイヤらしい身体しているとはご存じないでしょうね」

割入れた舌で口内をぐるりと舐め、扱くように吸ってマクシミリアンの舌が蠢く。


「貴方が貞操を守っていられたかどうか、今夜はじっくり確かめなくてはなりません…こっちも溜まっているのでしょう…?」

さぁ全部出して良いですよ、と吐息混じりに囁き、直接、僕のモノを手のひらに握り込むとゆっくりと扱き始める。

「…ん…ぅ……は、ぁ…っ」

耳元で囁かれ、ビクっと体を震わせた僕は、思わずその手を凝視した。


「…ほら、ちゃんとごらんなさい…私が手を動かすたびに、ヌルヌルしたものが貴方の先から溢れて来る…」

見せ付けるようにゆっくりと扱き、先端から溢れた先走りをマクシミリアンが指先で掬って見せた。

「マクシミリアンてば、なんでそんな余裕なのっ!」

「私のどこがそんなに余裕があるように見えますか?」

激しい息を継ぐ恋人に、すでにドクドクと脈打つ雄々しい勃起したペニスを握らされて、僕は気がついた。

まさか、マクシミリアン、僕より全然テンパってる?

「アッぁっ、だ、め…っ!ソコ、擦ったらでちゃううっ…」

裏筋から続く性感帯をゾロリ、と指で撫で上げられ、湧き上がる射精感に体が震え出す。

マクシミリアンの大きく張り出したカリの膨らみが、僕の手のひらを犯すように刺激した。


スゴイ…勃ってて、血管が浮き出てて…今にも弾けちゃいそう…


こんなに激しく求められるなんて。

ひょっとして、コレって嫉妬?

マクシミリアンが、そんなに僕を好きでいてくれてるってこと?


だったらすっごく、嬉しいよっ。


「大好き!マクシミリアンっ…ん、ハァっ、もっと、先っぽのトコ、いつもみたいにグリグリってして…」

堪らず僕が叫ぶと、静かに頷いた恋人が、小さな切れ目に親指を充て、上手にタイミングを合わせて僕をエクスタシーへと導いた。

「あ、ァッン…ッ、も…出ちゃ、う…っん、イくっ…ッ!んああっ、あっ、ああっ…あっ…」



きつく目を閉じ、体を仰け反らせながら、何度もマクシミリアンの手の中に白濁を吹き上げる。


コプッ、クプッ…と溢れる濡れた音が恥ずかしいくらい、彼の大きな手のひらに受け止められた液体が僕の股の間に素早く塗り込まれた。

次に身体を裏返しにされ、腰を高く持ち上げられて、あっという間にがっしりと捕まえられてしまう。


「ハァッ…あぁ…もう、助けて…」


「今日のお仕置きはこれからですよ…貴方のココで私のモノを挟んで頂けますか?」


「え?」

「日本では素股、と言うのでしょう?貴方の身体に負担を掛けずに思い切り抱き合える、合理的で良い方法だと思いますが」

合理的って、ソレ、すごく恥ずかしいんですけどっ!

焦って振り返ると、太股の間に手を入れ、マクシミリアンがこちらを伺うようにじっと見つめてくる。


さらにローションを取って自ら何度か扱き、後ろから僕をを抱き抱え、閉じた太股の間にゆっくりと、大きな自分自身を埋めて来た。


「…ん、なんかすごくエッチ…ていうか恥ずかしいよコレ…」

太股の間に、マクシミリアンを直接感じて、その形状も起伏も在り在りと判る。

閉じた膝が女の子みたいなのも、すごく恥ずかしくてヘンな感じ。

僕はどうしたらいいか解らずに、縋るような気持ちで後の恋人を振り返った。


「動いて、貴方がご自分で、二人が達するまで動くのです」


「そ、それが今日のお仕置き?そんなの無理だからっ、絶対出来ないよっ」

「大丈夫、これなら挿入の痛みもありませんし、思いきり腰を動かしてお好きに感じて下さって結構です。貴方の太腿は柔らかくて、私もすぐにイッてしまうでしょう」


ジュプっ、チュプっ…

静かな部屋に濡れた音が派手に響く。


「どう…?気持ちいい?」と、閉じた足に力を入れ、逃さないように注意深く目で問いかけると、じっと膝立ちのまま耐えているマクシミリアンが欲望に濡れた表情でハァッ、と熱い息を零した。

「お上手ですよ、そのまま力入れていて、すごく…気持ちがいい…」

腰を回すように動かし、激しく抜き入れを繰り返していると、まるで自分が彼を犯しているような妙な気分にさえなってくる。

だんだんと調子に乗って来た僕は、すぐに、その角度を微妙に加減することを覚えた。


「マクシミリアン…これは?」

また勃起しかけた自分の柔らかい袋や裏筋に擦れるようにして、何度もパンパンと自分から腰を打ち付ける。


「あぁ、まるでfleuret、剣になって、貴方と交わっているように感じますよ…」

「ん、なんだかすごく貫かれてる、って感じがする」

腰を素早く動かすと、ローションがクチュクチュと恥ずかしい音を立たせて泡立つのが解った。

「最初に教えたのは私です、フェンシングもセックスも。大事なのは相手との呼吸とタイミング、覚えておいででしょう」

「ん…、んっは…ぁ…っ覚えてるよ…マクシミリアンに言われたこと全部…っ」

裏筋が擦れる度に、身体が大きくビクついて、膝がギシギシと悲鳴を上げる。


「挿れるのとはまた違う感触で…堪りませんね、ああ…イケナイ子だ…私だけの可愛いパドローネ(ご主人様)…」


耳元で荒い吐息混じりに呟き、マクシミリアンがすでに固くなっている僕の乳首をクリクリと摘んで転がした。

「ンっ…あー…っ、ソレ気持ちいい…」

「もっと、動いて下さらなくては、いつまでもこのままですよ?ご自分で前も同時に慰めてごらんなさい」

私の指は可愛らしい乳首と、そして後のお口でふさがってしまいますので…と言うと、マクシミリアンは片手を一杯に広げて左右の乳首へ同時に刺激を与え、もう片方の手の指を僕の恥ずかしくヒクついている赤い襞へとやさしく触れさせた。

「ソコは…イヤっ…さわな…で…」

「指を一本入れるだけですよ、いつもは何倍も大きいモノを咥えて歓んでいるのですから平気でしょう?動きに合わせて、中をこうして擦って差し上げます」


僕が腰を動かすたびに、ポイントをクイっと押され、同時に乳首を弾かれて…


あちこちで湧き出す快感が、マグマのように集まって、爆発の瞬間を待っている。


「ダメだ…もう、動けな…マクシミリアンっ…助けて…コワイっ、んああっ!」

頭をフルフルと振って懇願すると、ようやく男の腰が大きくスライドして強い律動を刻み出した。


「快感が何倍にも増幅するのをしっかりと感じて頂けて嬉しいですよ…さぁ、もうイッてください…私ももう限界…貴方があまりに可愛くて…気が狂いそうだ…」

「んっんぁっ、…はァ…ッ…またイクっ…ンン…ッ!」

「うっ、…あっ…あ…ああっ!」


気がつけばあられもない声が漏れて、僕達は同時にエクスタシーへと向かって激しく身体を震わせた。




- - - - -





「おはようございます…あの、昨夜はす、スミマセンでしたっ!」


翌朝、二日酔いと恥ずかしさですっかり小さくなった先輩達が、気不味そうに挨拶をする。

それを黙って聞いている僕の忠実なる「守護者」は、憎らしいほど似合うスーツ姿で微笑んでいた。


「あの、僕が酔ったみんなを連れて押しかけてしまったんです、決して杉崎、いや琉佳君のせいじゃありませんから」

僕を庇って松岡先輩が謝ると、流暢な日本語を操るクールな美丈夫が、銀のフレームの端をツイと持ち上げ、ゆっくりと口を開く。

「どうぞお気になさらないでください、こちらこそ日頃フェンシング部では琉佳様が大変お世話になりありがたく思っております。これからもどうぞ鍛えて差し上げてください」

すると緊張が解けたのか、今まで大人しくしていた先輩達までが口々に話し出した。

「あ、シチリアで杉崎くんを教えていたのはもしかしてマクシミリアンさんなんでしょ?なら是非、僕達のコーチをしにいらしてください、お願いします!」

「それから、その…昨日のアレって、彼女さんですよね?スミマセン、いろいろイイモン聞かせて頂いちゃったお詫びに、僕達で焼き肉とか奢りますから…」


そう言って先輩達が並んで肘を突き合ってニヤニヤと笑い合っているのを見て、僕は思わず気が遠くなった。


う、ウソでしょ…まさか、もしかして…昨夜のこと全部バレてる?!


倒れそうになる僕を、解らないように後から支えたマクシミリアンが、余裕の笑みでそれに応えた。


「実は昨夜は私の大切な婚約者を部屋に招いていました…小鳥の可愛い囀りが聞こえてしまったのならどうぞお許しください。こちらこそお詫びに車を呼んで、ここからご自宅までそれぞれ皆さんをお送りしますよ」


うわ~、かっけ~っ、オレもそんなこと言ってみてぇ~よマジ、などと、一通り羨望の声が上がり、僕はようやくこっそりと、みんなに気づかれないよう安堵の溜息を吐いた。


(もう、マクシミリアンのバカっ)


小声で訴えギュっと睨むと、マクシミリアンが大人の余裕といった表情でしれっと囁き返す。

「私も名前を呼ばずに我慢するのは相当に大変でしたよ」

そう言われて、思わず心臓がドキリと跳ねた。


思えばコトの間中、いつもの「ルカ様」じゃなくて、ずっと貴方って呼ばれてたのはこの為だったんだ…



そして、翌日、松岡先輩が思いがけない告白をすることになるとは、この時僕はまったく気づきもしなかった。



「杉崎、お前、やっぱり、好きな人がいたんだな」

「松岡先輩、なんで急にそんなこと…」

「幸せなんだから、俺には別に隠すことねーよ…つっても日本はまだまだ偏見多くて黙ってた方が何かと都合がイイ、だから学校にはなるべくもう、ソレしてくんな」

すると、急に小さな声で、口の中でモゴモゴとなにか呟いている。

「本音を言えば、ちょっと悔しいよ…でもどう考えても俺とあの人とは人間として天と地くらいの差があるし…だから見るの辛いっつーか、わかんだろ…」

「え?」


良く聞こえなかった言葉に僕が首を傾げると、松岡先輩が僕の左手の薬指をチョン、と弾いた。

「今までコレただのファッションリングだろって思ってたけど、マクシミリアンさんの左手にも同じ指輪あったの見たよ…あれは多分わざと」


俺にだけ見せたんじゃないかな…


そう言ってアハハ、と笑う松岡先輩の後ろ姿は、やっぱりすごくカッコ良い。



「さぁ、練習開始だ!全員構えっ!」




長いfleuretを上段に構え。

僕は何故かすごく爽やかな気分で、思い切り攻めの一歩を踏み出した。






fin.
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by apacheoffice | 2011-08-27 06:31 | fleuret | Comments(2)
Commented by hana at 2011-08-30 09:45 x
あぱっしゅさま~~♪
美味しい美味しいマクシミリアン×ルカ、ごちそうさまでした~
うまうま♪ ありがとうございます~~
岩本作品の攻くんズは、超麗しくってセレブなのに、受くんズに
対してだけワンコになったり嫉妬メラメラになるのが、
大好きなので、、
嫉妬メラメラなマクシミリアン、萌えツボでした~~
それと、ちびルカちゃんにフェンシングを教えている青年マクシミリアン
を妄想して、、ぐぐぐ、たまりませんわ~
あと、ルカの友人君の名前が「松岡」って、、
もう、洋介とか悠介とか頭に浮かんじゃって、テンパってます!!
Commented by apacheoffice at 2011-08-31 00:23
hanaさま~~~♪
美味しく召し上がって頂けたなんて、すごく嬉しいです!ちょっと全裸で走ってきます!←それダメす

hanaさまがロッセリーニをわざわざ「ゴッドファーザー」のDVDを掛けBGM代わりにして全巻読んで浸っていらっしゃるとブログにお書きになっていらしたのを読ませて頂き、泣けてきてこれを書いた私です。<ファンの鏡!素晴らしい岩本先生への愛だわもう

松岡先輩はもちろん、仰る通り!私達の「好きの鼓動」松岡悠介、あとは「美しいこと」の大好きなhanaさまに捧げる松岡洋介クンってのもあって掛けてみました。<ビジュアルはガタイの良い大男の設定なのでちょい違うんですけと…笑

hana様には、そんなお遊びが全部お見通し、ってとこも参りました。

私的にはもう、あの蓮川先生のサービス指輪絵(笑)に感動して…
レオ達とエドゥ達には指輪お渡しのシーンがあるのに、マクシミリアン達にはまだ無いのが残念!
で、思わずちょこっとシーンに入れたくなったんです。
できれば全カプの指輪物語を読みたいっ!
先生が、どこかでマクシミリアンが指輪を渡す所を書いて下さることを信じて、楽しみにお待ちしたいです。
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