リリ文庫「真夜中クロニクル」
こちらはボーイズラブ小説本のお話となります。
関心ない方、お子様は閲覧なさらぬようお願い申し上げます。
ファン目線なただの雑談ですので、バレに失礼どうぞお許し下さい。

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【あらすじ】
太陽の下に出られない病気を持つニーナは、気難しくて偏屈だ。そんなニーナが、夜の公園で7つも年下の陽光と出会う。どんなに邪険にしても無邪気に寄ってくる陽光を煩わしく感じるが、ニーナは次第に心を詳していく。そんな二人がすべてから逃れるため、星降る夜に飛び出した―。温かな恋心でニーナを包み込む陽光と、寄せられる想いに戸惑って踏み出すことができないニーナ。時を経て変化に呑まれながらも、成長していく二人が辿り着いた先とは。



引き続き、一人凪良ゆう祭り継続中~♪

これも評価の高い作品だからワクワク期待して読んだけど、やっぱ裏切らないな~!

もうあちこちのブログ様でとても良いデビューが読めますから、私は敢えて違う事書くわ。
いや正直に言う、自分の読書歴が、いや年齢が邪魔してる!

そんなヒネた女のひとりごと。<どんな演歌タイトル



よろしかったらこちらから
     ↓





あぁ、もう私、こっちから読めばよかったんだね!<毎回コレ

後書きに「今までで一番の長編、どこにも削るところが見つからなかった」と書いてあるよ。

うんうん、この若さ。<爆

まだ若いうちに、こういうのを書いて置かなくちゃイケナイんだと解る。

もう何作も書いていらっしゃる作家さんに、大失礼を承知で言わせて頂ければ。

これが処女作だと言われた方がしっくり来る。

マジで詰め込んだな!
と、それくらい、作家さんの「書きたい」が詰まった感じがあったってこと。
<イイヨ×3

そして読んでて、ちょっと恥ずかしくなるのはどうして?

キスしてる、いや回数とんでもなくしている。
大事にされてる、夢中になってる、病気があって、虐めがあって、善意があって悪意があって、エスケイプがあって、現実があって、大人がいて子供がいて、理解があって誤解があって、成長があって、挫折があって、成功があって、すれ違って、誤解があって、愛し合って…

それがみんな閉ざされた「真夜中」に起きている。

子供の頃から…って、話を書く場合は家族の話になりがちだけど、この作品ではお互いの家族には何の問題も無く(良き理解者であるだけ)不思議なほど描かれていない。

むしろそれ以外の回りの大人、世間、を描いているのが(狙ってたんだろうけど)面白いな~。
世間と自分との距離を「真夜中」で綺麗に切り取っているのが鮮やか。

いろんな登場人物の描写がいちいち上手いから多人数全然気にならない。
というかドンドン運命が展開していくのがもはや楽しい。

ただ、この受けと攻めの7才差をどう見るか。
子供の頃の圧倒的な大人と子供の関係から、割とあっさり大人Ver.になっちゃったのが惜しいかな。
身体が結ばれるまで、あれだけ時間を掛けたんだったら、ニーナの大人への精神的転換期ももう少しじっくり読みたかったってのは贅沢か。<これ以上書いたら上下巻か

そして、これも全くの余計ごとだけど。
「恋愛前夜」の時もたしか時生(トキオ)だったし、この主人公「津田新名」もニーナで作中を通してる。

抽象&中性的な感じで雰囲気が出てイイし、一番連呼される主人公の名前の文字数が一文字でも多いのはページ数の面でも(句読点とか基本的なことと一緒で)大事だよね。←大人発言ヤラシイな

せっかくしっとりしたイイ話を書いてるのに、ページ全体のバランスがカタカナがカタカナしすぎちゃってるのがどうにも勿体ない気がするのは私だけ?

普通に「時生」「新名」で読ませてくれても全然良かった、すごく美しい名前なのに!
全部じゃなくても(手法として)せめて地の文だけでも漢字だったら…と。←しつこい

陽光が呼ぶ時だけ「ニーナ」でいいじゃないの。
(いや、それじゃ作者さんの書きたい話じゃなくなるんだね)

あと、例の「夏目漱石関連」ですが。
逸話挿入、よくある「まんま借りてきた」感じゃなくて、区切りのところでサラッと、物語りの隠れたエッセンスとして上手く使ってあって、同じ月を「離れて眺めている」のが泣けるんだけど。

如何せん、余りに皆が知り過ぎているってことですよ。<笑

逸話使いの難しさ。
全く知られていないのは共感されない、な~んとなくど~っかで聞いたことあるけど…ぐらいが丁度良い。

いや、中学生にはイイのね。←いいのか?

でも奥様達には、さすがにコレ赤面出る。
<むしろ忘れてしまいたい何かを思い出させる効果絶大

このあたり、編集さん、うまくアドバイスできないもんかな。

あ、編集さんも若いから大丈夫なのか!←決め付ければいっそスッキリ

このこっぱずかしさがクセになったら、貴女ももう凪良ゾーン!
<引き込まれてる


で、お次は「散る散る…」を読もうかな。<笑
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by apacheoffice | 2012-02-01 16:51 | ちょっとおしゃべり
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