BLCD「空に響くは竜の歌声」 (小西×遊佐)

こちらはボーイズラブCDのお話となります。
関心ない方、お子様は閲覧なさらぬようお願い申し上げます。

c0197761_1338128.jpg


【キャスト】フェイワン(成長前) @近藤隆×龍聖@遊佐浩二、フェイワン(成長後) 小西克幸、龍聖の従者シュレイ@ 平川大輔、王族でシュレイを密かに愛する将軍タンレン@ 安元洋貴、王族(悪役?)ラウシャン@小杉十郎太 、同じく運命に翻弄され事件に巻き込まれる王族ユィリィ@ 日野聡とメイファン@ 代永翼

【あらすじ】銀行員の守屋龍聖は、ある日家の蔵でみつけた不思議な漆塗りの箱に入っていた銀の鏡から聞こえる声に呼ばれて、異世界へとトリップしてしまった。そこは竜王が治めるエルマーン王国。守屋家は、遥か昔にこの異世界の竜王と契約を交わし、『印』を持って生まれた男子を、竜王の后として遣わす代わりに、末代までの繁栄を約束されていた。何も知らされないまま竜王の下に来てしまった龍聖。そこには想像を超える波乱の運命が待ち受けていたのであった。

これね、ホント幸せですよね…

有名同人誌をAtisさんがピックアップして美麗イラストを付け、超豪華キャストでCD化。これにAさん演出まで付いて…

マジで、ゆ、ゆ、夢みたい~~!
<や、当たり前だよファンタジーなんだから


これってどんなこの世の幸せ?!正直心から羨ましいっなっ!

作品の幸せ、作者さんの幸せがダイレクトに、聴く者にビンビンと伝わって来て、今まで感じたことのないピンクの「幸せフィルター」が見えました。

まさか、ユーザーにこんな感情まで呼び起こさせるとは、制作者さんたちも思ってなかったかも。
私のようなブロガーも含め、今や一億総作家状態なわけですし、こんな幸せな企画、同人誌を知らない(商業オンリー)の読者さんにもきっとイイ影響があると思います。
<新鮮フレッシュ、何の束縛もなく広がる世界観!

と、ものすごい長文でジンヨン(竜王)並にブォ~っと鼻息荒らげて語っておりますが、よろしかったらこちらから。
     ↓







同人ですでに完結している大長編ファンタジー。
つまり、世界観(時空も現実も国も人も)もう、作者さんの頭の中で壮大に出来上がってて。
私達は、その世界のうーんと上の天空から、下界の巨大ジオラマを覗き込むような気持ちで楽しめばイイのね。

本当に久々に、原作とCDをセットでお歳暮に貰いたいよ!な作品です。
<いや大事な人に風呂敷に包んで持って行きたいぞ

で、肝心のお話は…ちょっと実際の舞台にしたらいいような、BLと言うことを除けば異空間(大河)歴史ファンタジー。
長い同人誌ですから、事象の細かい拘り、一つ一つの必然性、台詞一つに込められた揺れる想いが丁寧極まりなく紡がれてゆく。

それを、2枚でうま~く(途中までではあるけど)壮大に語られたのは素晴らしいことだと思う。

そこにプロの仕事が入ったわけで…同人CDはそれはそれで素敵だと思うけど、この作品は商業で聞けて良かったと心から思いました。

複雑な世界観を掴む為に、これからお手にとる方は、まずは一回CDをさらっと聞きましょうよ。
そして、間髪入れずに、原作をじっくり2回以上は読みましょうよ。<爆

そして、CDに戻って聞けばほら…

ものすごい幸せがやってくる!

そこのあたりも舞台と近い。
皆さんご存じかとも思いますが、舞台ヲタが何で同じ作品を何度も見るかというとですね。<余談キター
同じ空間は二度と無いというものあるけれど、こちらも二度と同じ人間じゃない、一度入った物語が受け手の中で成長してゆくからなんです。

その感じが、このCDでも楽しめるってのを言いたかった。

成長前のフェイワン(近藤クン)の身体は子供、頭脳は大人!なコ○ン君みたいな切ない状況なんですが。
二度目からはその台詞の奥に、小西フェイワンの声が重なって聞こえてくるんですよ!<美味し過ぎる特にHシーンが

本役(大人になってからの役者)に入れ替わるってのも、歌舞伎やミュージカルなんかのいろんな舞台で良くみるけれど、その瞬間ってどれもものすごい高揚感があるんだよね~。
一番有名なのが…ベルばらか!<余談キター2

オ○カルとア○ドレが剣の稽古をしながら太い木の幹の裏側に縺れ込んで、パッと出てきた所が大人になってるって、あの感じ。<大爆

それがこのCDのdisc1とdisc2の間に起こって、鳥肌立つわ!
むしろ尺があれば、「ええっ?」な瞬間までdisc1に入れて欲しかったよ!
<そこで何っ?となってCD震えて替えろ!って

大人になってからの、心が結ばれてからの絡みがもう甘くて蕩けそうなのもたまんないよ!
(しかもほぼ二人の息のみで体位やリズムまで全部を表現する声優さんスゴ)

その陰で平川シュレイの過酷で悲惨な運命と、儚い美しさがまたイイし、それをそっと見守り支える、タンレン安元の包容力、男らしさがまた泣ける。
<二番手ですかココをい笑

脇役も芸達者で固めて、同人らしい多少無理めな(産卵とか宦官とか制裁とか全部の)状況もすんなりこちらの胸に落としてくれるし。
原作でしっかり「ホルンのような」と書いてある竜の鳴き声(船の汽笛っぽいボゥォーーーッって音)も違和感なく聞こえたし。

そこで、満を持してもう一回原作に回帰するとね。

CDの先の物語にぜ~んぶ声が付いて3枚組×2ぐらいのお得感ありますから!<タカダの社長もビックリ、奥様、大満足ショッピング

この作戦、是非ともお勧め致します。

最後まで読むと、もうそこはBLじゃない。
それを超えた、いや動物や人間をも超えた愛の一大ファンタジーが胸に来る。
母になった龍聖がまたイイんだよね。
だって男らしい、おっとり大らかなお母ちゃんなんだもん!<大爆

欲を言えば、せっかく男ママなんだから、娘達が成長して反抗期?第二次性徴とかに戸惑ってパパとママでオタオタしちゃうとこなんか、見て見たかったな~!

も一つ言っていいなら(18歳で来るべき所を10年遅くなったってことで)28歳になってから異世界に来た龍聖のタメ口、普段のフランクな言葉遣いがちょっと幼な…<爆

もう少し大人の男っぽい普段言葉で貫いていれば、もっと萌えたと思うと惜しいかな。

でもお子様フェイワンとの関係は堅い敬語のままで凄く良かったし、大人になってからの変化は(そのへんの微妙な感性の違いは)こちらの年代もあるし。
商業だったら編集入る?から、むしろ同人っぽさを失わなくて良かったと言うべきか。

全体的にはもうもう満足。

そして、最後に何より最大級の賞賛をゆっちーに。

こんな役、やれる人他にいない。
私の持論、「いつでも何度でも遊佐浩二」が今新たな進歩を遂げた!

「いつでも何度でも、どんな世界でも遊佐浩二」だ。
[PR]
by apacheoffice | 2011-02-21 13:49 | BLCD感想(サ行) | Comments(8)
Commented by rie at 2011-02-22 11:59 x
初めて知りました。

同人のCDなのですか?

この世界は奥が深い。知らない事が多すぎます。

あぱっしゅさんがお勧めであるならそれはかなり聴きたい!!
以前は原作→CDだったのですが、CD→原作の楽しみ方が少しだけ分かってきたところです。

それにしても、こんな調子で色々購入していたらお金が幾らあっても足りないのですけど(T_T) いったいどうしたら、、、。
Commented by apacheoffice at 2011-02-22 12:15
rieさん、原作は同人ですがCD製作は商業、珍しいみたいですね。
私も知らないことばかりで。<汗

サッカーの中田〇寿が有名なゲイ寄りのファッション誌の表紙に出たとか…
シラナカッタ、です。<爆
Commented by 季菜子 at 2011-02-22 12:47 x
あぱっしゅ様、こんにちは♪

お心の篭ったレビューを拝読させて戴いて、もう嬉しくて嬉しくて、私、原作者さんとお知り合いでもなんでもないのに、「ありがとうございます!」ってうるうるしてきちゃいました。
私も、若い頃に作りましたし、今でも傍観者ながらその世界の片隅にずっと居させてもらってる身なので、同人誌や同人作家さんに思い入れがある為、この作品は素直に嬉しくてなりません。

プロの洗練された作品とは完成度が違うかもしれませんが、商業作品ゆえの枷とか箍とか錘とかのない、作家さんの思うままの世界が作り上げられて、しかも完結した作品というところもポイントだったかと思います。
ちゃんと物語世界が作り上げられているからこそ、プロの手が加えられても崩壊しないし、CD的には原作のほぼ前半で終っているものの中途半端にならず、CDはCDとして成立出来ているあたり、やはりこの作品自体の自立力(そんな言葉あるかな?)が優れているからだと思います。
Commented by 季菜子 at 2011-02-22 12:54 x
 ゴメンなさい、続きです…

Atisさんの目の付け所がかくもバッチリで、その上、このマジでガチなキャスティングからも、この本気度は凄いと思います。
これに乗らない手はないな~と思って、原作未読で聴いて大喜びして、更に原作を取寄せてますます幸せな事になったワケです。

去年は社会的な厳しさがこの業界にも影響して、何となく小粒で無難な作品が多かったようで…もしかしたら、そのあたりにも同人作品に食指を伸ばした理由があるのか…とは、勘繰り過ぎでしょうか(笑)。
でも、これ切りにしないで、是非、次に発展させて貰いたいなぁと、素直に思います。

で、私も遊佐サンの起用が、大正解だったと思います。
鮮やかにキャラクターを描き出して、こちらの想像も妄想も掻き立てて下さる、本当に巧みな役者だと思います。
お陰さまで、CD化されていない部分の遊佐ママを思う存分脳内変換させてもらいました♪
娘たちとの会話、実際に聴いてみたかったですね!

と、まだまだお話したいトコですが…キリがないですね(笑)。
長々と失礼致しました。
Commented by apacheoffice at 2011-02-22 22:42
季菜子さん

うわうわ~季菜子さん、ご本を出していらしたのですね!
<大納得

同人の世界を殆ど知らず、全くの素人の想像であれこれ勝手なことを書き連ねている私ですが、季菜子さんの温かいお言葉に、今ホッと安心致しました。

仰る通り、Aさんが同人の良さを一番大事にそのまま一粒も漏らすことなく取り出して見せてくれたのが素晴らしかったですよね。

<ちゃんと物語世界が作り上げられているからこそ、プロの手が加えられても崩壊しないし、CD的には原作のほぼ前半で終っているものの中途半端にならず、CDはCDとして成立出来ている

↑の文章に膝を打って首をコクコク!まさに仰る通りですよ!
<私の方こそ、胸がす~っとして幸せに

龍ママと息子・娘達との会話、読んでいて凄く幸せになりましたよね。BLではありましたが、主カプへの愛だけじゃない。
同人らしい、世界の隅々まで作者さんの愛が注がれているのがわかってとっても素晴らしいと感じました。

続く
Commented by apacheoffice at 2011-02-22 22:46
季菜子さんへ、続きです

最後の方が特に大河の良さが出ていて、一般作みたいな読み応え。
勝ち気なお姫様の生き方がとっても愛らしくて、で、ちゃんと好きな人の所に飛び込んで行ける素直さがって…
女性の生き方も素敵に描いてあるのが嬉しかったです。

あ、私こそ語り過ぎですね。<笑
またどうぞゆっくりお話させてください。

余談ですが、勘三郎がおじいちゃんになって、これで中村屋も安泰w新しい歌舞伎座がまたまた楽しみに!<親子三代たぶん獅子に胡蝶
よろしければ舞台関連で少し伺いたいことがございます。
お暇な時にapacheoffice@excite.co.jpにメールをくださると嬉しいです。(^_^)
Commented by あけみ at 2011-03-03 00:20 x
あぱっしゅさん、こんばんは。

あぱっしゅさんご自身も創作されているだけあって
同人作品がCD化ということに、非常に愛情が感じられて
なんかこちらまで幸せな気分が伝わってきました。
私はただただ読んだり聞いたりするだけなので
視点が違うんですよねぇ。

このCD、思った以上に豪華なキャストで、またそれがはまってて。
耳がとっても幸せでした。
近藤さんや小西さん、遊佐さんを始め、私的には平川さんの
美人声がたまりませんでした。

原作はもっともっと長いお話なんだけど、上手く端折ってて
まとまってましたよね。
さすがプロの仕事って思いました。
Commented by apacheoffice at 2011-03-03 00:59
あけみさん!
こんな僻地にまでわざわざ足をお運び下さってありがとうございます!
もう、私こそ嬉しくて、TBまでもぎ取り(笑)むさぼるように読ませて頂きました。

で、恥ずかしながら私の二次な駄作文などとは比べものにもならないくらい、この作者さんのオリジナリティー溢れるしっかりした世界観にはもう脱帽、足下にひれ伏したいですよ。
<羨ましいが人の才能不平等

そして、私の上のレポでしっかりと言及することが出来ておりませんでしたが、何より「平川シュレイ」の演技力。
(儚く強く美しく!)

素晴らしかったですね!平川さんの当たり役がまたひとつ増えたことも嬉しいです~。

きっと、長編の原作をすべてお読みになり、深く考察して演じられたのでは?と深読みしてしまうくらい、特殊で難しい「難役」を細やかかつ丁寧に演じていらっしゃいました。

演出もうま~く美味しく掬ってあって、本当に楽しめましたね。

またどうか、いろいろお話させて下さいませ。
ありがとうございました。
<< Green Jade Stor... BLCD「秘書育成中」(黒田×阿部) >>