「ニューヨーク・ニューヨーク」(中井和哉×石川英郎)

こちらは(同性愛を題材とした)ドラマCDのお話となります。
関心ない方、お子様は閲覧なさらぬようお願い申し上げます。

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何度も何度も、私自身、原作をこんなに読み込んだ漫画も珍しい、これはBLではなくてアメリカのゲイの世界を描いた一般作。

ドラマCDの世界に興味を持った時、一番最初に気になって聴いてみたかったのが実はこの作品だった。

で、これほど諸先輩方のレビューを拝見して回った作品も初めてで…<爆

4冊たっぷりの内容をなんとか2枚に詰め込んだって話だったし、これは聞かずに置いたほうがいいのかな~縁があったらでいいかな~と思ってたのですが。

ここに来て自分、まさかの中井嵌り
<おいお~い

「ジーザス…運命だと思った…」ってことで
ああ、ケイン~~~っ!!!あなた、この声だったのね!!
<だめだ、たった一言で号泣の原作ファンだ

どんな仕上がりになっていたとしても、これは聴かなくちゃならない。
壮大に勝手な運命を感じて、覚悟して入手いたしました。
<大げさでなくそう思いました

特に後半、ただの自分の思い出語りになってますよ。
大丈夫な方、こちらから
     ↓



まず始めに、付いて来た2冊のミニ台本(この通りって訳じゃないけど、初めて見るし興味深かった!)を、じ~くり眺めて、原作4冊を片手に検証1時間。<爆

これでもう充分わかった!
何が入って何が切られてるか、誰が出て来て、誰が出てないのかが。

この作業が出来たのも、(お顔も存じ上げないけれど)素晴らしい諸先輩方が、カットに心を痛めつつ、しっかりとレビューを挙げてくださったからに他ならない。
あちこち巡って、一生懸命拍手ポチして回りました、本当にありがとうございました!

マジ大河ドラマですからねコレ。
ある意味、メルとケインのカップルの「男の一生」
現代アメリカの闇のすべてが事件となって、この二人に降りかかるのを、長期シリーズ洋ドラマを見るような気持ちでドキドキハラハラ、(滂沱の涙とともに)体験するわけですから。

それがダイジェストになってると思えばいい。

年末に某N○Kで放映する、一年の大河を3日で見るようなもんだと思えばいいんだ!
<また妙なたとえだよこの女

心の底から逢いたかった、ケイン!
本当に、若くて顔が良くて背が高くて誠実で。

でも完璧じゃない。<タ○ガー・○ッズか

メルが、ケインの過ちを涙を流して許し。
そしてメルの過去の全てを、ケインがただただ抱きしめる。

そんな二人の声を聞く、そのためのCDなんだわ。<正直大号泣

ブックレットで作者の羅川先生がお書きになっていた一言。
中井声を「アニメじゃなくて洋ドラマの声で、皮肉を言うのが上手そうだったから決めた」と書いていらしたのがすごく嬉しかった!

皮肉=アメリカン・ジョークというか、英語らしい言い回しだと解釈できるわけですよ

若い中井さんが、若い声をやってるってのがまたイイ。
作らなくてもきっと若かったんだろうな、このくらいまでは。<大爆

しかも、最初と最後が回想する形だから(まさかの)八十歳代のシーンがあるんですよ!これも貴重品なる所以。

あの声で(しかも若い時と老人の2パターンの)「ジーザス…」が聴けるなら、もうそれだけで良いと思って買ったのに、本当にいろんなシーンが聞けて、私は充分に満足しました。

そして、アメリカの闇(猟奇事件から売春、薬、虐待、自傷、性差別まで)を全部引き受けたみたいな運命。
すでに生い立ちから、大きな不幸を背負ったメルの声は、可愛い絵から想像できないくらい、ちゃんとした男性の声だった!
<これも羅川さんのご希望だったみたい

石川さん、最近じゃ受をやるのはキツいとフリト発言の噂もあるけれど、受じゃない、こういう心理ドラマなら、是非またやって欲しいと思う。
静かに運命を受け入れ乗り越えてゆく、一人の男を自然に演じていてすご~く好感が持てたよ!
(今まで某庭の球以外はあんまり知らなかったけれど、もっと聴いてみたい)

確かにこれ出来る事なら2枚×3作ぐらいの尺で、もう少しエピソードを入れて、(本場アメリカのピー○パイのママみたいなママとかいるのよ!)回りの人々を全部登場させて、最後施設から女の子を引き取って二人で育てる件までやってくれたんなら、もうもう全然言うことない、シリーズCDとしても名作になったに違いないキャストとクオリティー(BGMも含め)だったのに…
そう思うと、ホントに惜しいわ。言わないけど。←や、言ってる

曲の著作権がまだ残ってるからダメだった?「FLY ME TO THE MOON」で、二人が踊るシーンが入ってたら、マジ萌え死ぬところだった。
あとカー○ックスを母親に見られるシーンがカットされてるのも胸が痛い。
それがあるからこそ、ママがスープを飲ませるシーンで泣けるのにねぇ。←ホラ言いすぎてる

でもでも、この話が音になってくれてただけでもイイ。
本当にイイです!もう何も望みません!←ホントだなっ

だって、ケインがあの声で喋って、ドキドキして、泣いて、笑って、愛しているんだから。

ああでも、結婚式の後の初夜?!お互いの身体のすべての傷に口づける、あの印象的なシーンに、キス音が入ってないのが勿体無さ過ぎる!小さなチュ、が入るだけでものすごいリアルがあったのに…あとは控えめな喘ぎと衣擦れだけで充分に二人の熱い思いを綺麗に表現していて泣けたんだから。←あ、やっぱ言って…爆

で、あとはもう、ひらすらに、洋ドラマっぽい、いかにもな英語直訳系の台詞で、転がるわけです。
<ああ恥ずかしってこんなにも嬉しいんだ

そこに(尺に限りがあっても)ちゃんと流れを表現する演技の力が加わって、良い作品になってるんだな。

すべてはうんと昔の、まだアメリカにちゃんとした「家庭」が、「常識」や「良心」があった時代のお話。
(ママが自慢のパイを焼いて、子供の帰りを待っていた頃の)
私の子供の頃に、テレビつければやっていた、アメリカのホームドラマを見るような気持ちで懐かしいな。

喜び苦しみ、恋も涙も、全部アメリカが教えてくれた。
そんな時代があったんだ!<VIVAアメリカかぶれ

原作の中に、羅川さんのアメリカ旅行の話が書いてあって、それがあまりに楽しかったのもこの作品を印象付けたんだよね。
余談ですが、私も大学の卒業旅行で実はまったく同じような旅行をしてて…

そう私はただ、当時一年遅れでしかTVで見られなかったドラマ(某高級住宅地の高校生の話)を、現地でリアルタイム放送で見たいばっかりに西海岸に飛んだんだった!
<萌えパワーは海をも越えたな

いい若い娘2人が、真昼間からロスのホテルに缶詰でケーブルテレビを見まくってたら、お掃除の(チカーノっぽい)オバちゃんにこっぴどく叱られたっけ…
<アンタ達、日本から何しに来てんのかいっ!とっとと観光しといで!

タクシーの運転手に頼んで、ゲイ地区を流して車の窓から見物させて貰ったり…
<お口をぽっかり開けてるお人形さんの男性ver.が、堂々とショーウィンドウに並んでる~!


今みたいに情報がないから危ない目にも随分遭ったし、無事に帰れたのが不思議なくらいの旅だったような…


んで、思い出に浸りつつ聴き終わり、このCDのブックレットのおしまいのページを見たら…

出演者の一言感想が載っていて、そこに小さな中井さんのお写真があって。

って何コレ!一体何年前の写真だよ!そうそう、こういう人、80年代後半の大学の軟弱テニスサークルとかによく居た居た居た~~!
じゃなかったら、マルベル堂に連れていかれて、とりあえず訳解らずブロマイド撮った売れない芸人みたいじゃないの。<大失礼

だって、まさかの「スケベ分け」<ないわないわ~~!

ああ、別に中井さんがワルイ訳じゃない。だって、この頃、男子はみんなこんなで(勝負服は紺ブレで)、アタシ達はみ~んな前髪ありえないぐらい立ち上がってたんだから!

一巻の石川さんが結構普通なフォトだったから余計に可笑しい、このモノクロのプレス用中井…

最後の最後にお宝が!こんな反則見たことないわ。<爆
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by apacheoffice | 2009-12-10 21:46 | BLCD感想(ナ行) | Comments(8)
Commented by namazz at 2009-12-11 14:50 x
あぱっしゅさん、こんにちは。

お返事読ませて頂きました。
更に募る思い・・・。
今、e○○○○offで見つけてポチっとしちゃいました。
その前にもう一度原作読み返すべきか、どうしよう。
娘の家まで借りに行かなきゃならんし、
わざわざそのために行く母親ってのもなんか危ないし・・・。
悩んでおります。
来週には聴けそうです!楽しみ!
聴いたらまたお邪魔します。
Commented by apacheoffice at 2009-12-11 19:18
namazzさん 

うわうわ~、私のをお読みになって、ご注文されたのですね。
ありがとうございます。
もう、雑文書き冥利に尽きますよ!

イイ女をソノ気にさせる?!その為だけに書いてますんで。<笑
別に誰にも何を貰ってるわけじゃないんですが、すっごく嬉しいの。

「いや違うな、俺はもう貰ってる…アンタの気持ちを、な」

って、ケインが言ってるような気が。
私じゃなくて、ケインがnamazzさんの心を掴んでいるんですものね。
<妄想書きってこれだから爆

原作は心の中にあるんで充分ですよ。
あの二人が勝手に蘇ってくれますから。
Commented by namazz at 2009-12-15 08:50 x
あぱっしゅさん、おはようございます。

昨日聴きました。
色んな意味で感慨深かったです。
仰られた通り、勝手に蘇ってくれました。
忘れていた色々な場面が、漫画の頁が思い出されて
自分でも吃驚しました。

色んな意味というのは、
読んでいた頃のことまで思い出したこと。
もうひとつ、今回母親を身近に感じて感情移入したこと。
本を読むことの楽しみは作品を通して
今の自分が見えることだと言われますが、
今回CDを聞いてあの頃見えなかった母親の苦悩や葛藤が
見えた気がしました。

中井さんの若々しい声と石川さんの穏やかな優しい声
(意外でした、私の中では時任@石川イメージなので)
大いに堪能させて頂きました。
やはり2枚組×上下位は欲しかったですけど・・・。
思いがけず、忘れていた大事なものを見つけた気分です。
あぱっしゅさんありがとう、ウルウルしてます。

Commented by apacheoffice at 2009-12-15 10:31
namazzさん、こんなに胸が震えるなんて、まさに吃驚の一言でしたね!原作を読んだ頃より、大人になって(笑)いるからこそのこの感動。私こそ、namazzさんの仰るとおり、自然にエイダに感情移入して聴いていたことに、たった今気付きました。
新たな作品の魅力が増したのもそのせいだったのですね。

我が家の3人の息子達も上の二人が高校生になって(三男はちょっと離れてまだ小さいんですけど)それぞれが自分の選択で人生を歩みだしているってことも大きいかな。
「子供を遠くから見守り、幸せを願っていると花束を贈る」
それだけが親の仕事になる…

あ、でも今はまだまだ毎朝一升一合米炊いて、ドカ弁3個も作って8キロ洗濯機3回回してサッカーのユニフォーム洗ってファブリーズ「ママ~!」な野郎達に囲まれて毎日それどころじゃない。
カッコ良い男の話ばかり書いてますが、実際の野郎共は「臭い・汚い・喰い過ぎ」の3K大爆ですよ!
(家にこれだけ男がいて、まだ男の話読んでCD聴くのか!と友人達に呆れられる)
またいろいろお話させてくださいね。こちらこそ、本当にありがとうございました!
Commented by namazz at 2009-12-15 17:23 x
思わず書きたくなってしまいました。
男の子3人ですかぁ。
あぱっしゅさん尊敬します!
うちは男の子は一人しかいないけど、
少しだけなら大変さ分かります。
うちも、上の娘(今年の3月に結婚しました)と
9歳離れてるので、まだ18(浪人中)です。
弁当生活からやっと卒業しました。
去年の夏まではラクビーやってたので
正しく「臭い・汚い」奴でした。
試合の度に傷だらけだし、ヘッドギアの臭いなんて卒倒しそう。
「今は食べることしか楽しみが無い」とかで
いまだに「大食い」のガチムチ野郎です。
「体重計に怖くて乗れない」っていったい何キロあるのおまえは。
今時の細身の洋服、先ず腕とか胸とか太ももとかで無理だから。
夜中に部屋でダンベル使うの身の危険を感じるから止めろって。
上が女の子だったせいか、余計にそのギャップが・・・。

だから、BでLなお話に出てくる細身で綺麗な男の子に
魅かれちゃうのかも。
所詮ないものねだり~

お邪魔しました。
Commented by apacheoffice at 2009-12-16 18:47
namazzさん
そうそう家中に何故かダンベルが~!<おんなじおんなじ
サッカーのママはみんなただミーハーキャーキャー言ってるだけなんですけど、ラグビーのママさんたちは肝の据わり具合が違いますよね。
(仁王立ちして腕組んで試合見てる~!)流石です。
怪我どころかあれは命が危ないですもん、それはそれはご心配だったことでしょう。ラグビーもサッカーも選手の太腿は、もはや大砲状態、将来スーツが全てオーダーとなりますんで覚悟しなくちゃですね。<大爆

今日も大食い次男のお昼に一人前3玉も入れた焼きソバ作って食べさせたのに「う~ん、な~んか…足りねぇ」って。もはや「スーパーカップ1・5倍」が食事の後のデザート状態です。
練習に行く電車の時間が迫っているにも関わらず、麺と熱闘<間に合え俺!

学ランもブレザーも高校生を各種取り揃えておりますが、まだまだどいつもこいつも反抗期が抜ける気配も無し、ってか、家にヤクザが3人いるよ!

あ、私ったら、乙女の萌えを語るブログでこんなこと…<大爆

ま、男を産むだけじゃなくて、男にするまでが大変だってことですから。笑

Commented by まるまる at 2011-10-06 20:34 x
こんばんは。
古い方へ遡って巡回中でございます。
羅川真里茂先生大好きで、全ての作品を所持しています。
連載当時高校生でコミックス派だったので、
NY・NYは社会人になってから読みました。
コミックスがワイド版だったのでてっきり別冊とかで連載していたのだろうと思ったら
隔週の花とゆめで連載していたことにビックリしました。
これは小中学生が読むには大人な内容だな~と思いました(笑)
ドラマCDになっているとは知りませんでしたが、
今でも時より読み返します。
年を重ねるごとに読むと胸がキュウっとなります。
多くは語れません。だって泣いてしまうから・・・

全然話し違いますが例のブツを大人買いしてしまいましたよ。
中古ではなく新品で尚且つキャラクターズブックとともに!
だって私大人ですから!アハハハ(小遣いがヤバイです。
Commented by apacheoffice at 2011-10-06 23:52
まるまるさん

こんな古記事まで閲覧下さりありがとうございます!<涙

羅川先生の全作品をお持ちとは、なんと素晴らしいファンの鏡ですね。
恥ずかしながら、私はこの作品に出会う前は「赤僕」しか知らず、こんな社会問題に深く切り込むような大きな作品をお書きになる先生とは知りませんでした。

そうそう花とゆめ、バリバリの少女漫画なんですよね~。
ドラマCDは原作のエッセンス、イメージをしっかりと音にしたという点ではとても評価できる作品であったと思うんです。
しかし、そっくりすべてを望むとすればそれはまた違うもので…
特殊な世界を描いているようで、実は人間の普遍的な愛と痛みを深く描いているのも凄い。<ああファン語り出すと長い~
(この前の「ましろのおと」も凄かったですね)

まるまるさんとも、またいつかじっくり語り逢える日が来るといいな~と思っています。あと、ブツの入手、恙なく終えられよろしゅうございました。大人って凄い&素敵。じっくり楽しまれたら、またどうぞ、お越し下さいませ~。


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